骨延長術は、非常に高度な整形外科的な手技と、創外固定の管理になれた看護師や助手、理学療法士等のチーム医療を通して、初めて成功します。ご本人様には手術の内容や、手術の合併症等を十分ご理解されて手術に挑んで頂きたいと思います。ご本人様の努力が非常に重要です。一度手術を受けてしまえば途中で引き返せません。
当クリニックの医師たちは脚延長術の手術のノウハウを持っています。《イリザロフ手術実績延べ約1,000例以上》
日本中からイリザロフ法による治療を受ける為に、多くの方々が来られます。その一人一人に対し、私たちは術前にカンファレンスを行い、十分に検討を重ね、1本のワイヤーの刺入にも細心の注意を払い手術を行います。
髄内釘を使用すると創外固定器を外すまでの期間が短縮できます。
イリザロフ法のみの場合は延長が終わり、骨が固まるまで約10ヵ月~1年・長いときは2年近く創外固定器が取り外せませんので、日常生活では非常に努力を必要とします。髄内釘を併用すると創外固定器は約3~4ヵ月で取り外せます。骨の成熟・完成を待たずに創外固定器を外して日常生活に戻れる大きなメリットがあります。»詳細はこちら
お問い合わせフォーム(メール)より、カウンセリングのご予約をおとりください。
延長術を行う医師と、手術方法や術後のケア、可能性のある
手術合併症について話し合いを行います。
カウンセリング料金は5,500円(税込)です。
手術日が決まったら術前検査を受けていただきます。(検査当日に手術申込金として200万円をお支払い頂きます。) 検査を受けられる時期は手術前2~4週間頃になります。内容は血液検査、尿検査、胸部レントゲン検査、心電図検査などです。この検査で麻酔に問題のある可能性または異常が見つかった場合、延長術を受けることができなくなる場合があります。また、当日体調が悪いと手術が延期になる場合もあります。入院日までに体調を整えて万全の体制で臨んでください。
原則として手術日の前日に入院となります。(この時に、手術費用の残額をお支払い頂きます。)来院前に37度以上の発熱や、体調不良の場合は、事前にご連絡ください。
手術は全身麻酔で行います。手術時間は約2~2.5時間です。術後、抗生剤の点滴投与を5日間行い、そのあと、抗生剤の内服に切り替えます。鎮痛には鎮痛剤の内服や坐薬・注射を併用します。退院後、抜糸までは1~2日に1回消毒があります。
術後約1週間で延長を開始します。1日0.5~1ミリのペースで延長します。延長は御自身でスパナを持っておこなっていただきます。抜糸後は状態が落ち着いていれば1~2週間に1回、定期的な医師の診察、X線撮影、理学療法があります。
目標の延長量に達すれば、髄内釘延長は3~4ヶ月(約5cm延長の場合)で創外固定器を外す為、入院・手術を行います。その際、髄内釘の遠位に横止めを入れて補強します。また、頚骨と腓骨をスクリューで固定します。
延長終了時期には関節の動きが悪くなっていることが多いので、リハビリテーションが大変重要な時期です。
退院後、2~4週間に1度の診察及び、X線撮影が必要となります。安定すれば、2~3ヶ月に1度のレントゲンチェックを行います。手術から約半年で手術側の足の状態が落ち着けば再度入院をして反対足の手術・延長にかかります。両足の骨がかなりできあがってから(個人差があり、装着後、約6ヶ月~2年かかります。)、髄内釘を除去します。その為、再度入院・手術が必要になります。
髄内釘除去後1ヶ月は延長部骨折のリスクが最も高い期間です。両松葉杖の使用が必須です。髄内釘除去後、約3ヶ月で問題がなければ治療終了となります。治療終了後も、何かご心配事があればご相談に応じます。
目標の延長量に達すれば、後は延長した骨が丈夫になって固定器を外すことができるまで待機します。
この間は約1ヶ月に一度の通院によるレントゲンチェックとなります。延長終了時期には関節の動きが悪くなっていることが多いので、リハビリテーションが大変重要な時期です。
*上記に必要な費用(術前カウンセリング料以外)はすべて初期費用に含まれています。
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